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中性子産業利用推進協議会 〒319-1106 |
高エネルギー加速器研究機構・放射光実験施設(PF)では、2020年4月から2年間有効になる共同利用実験課題を募集しております。 http://www2.kek.jp/uskek/apply/pf.html ****************************************************************** 【構造生物学ビームラインの状況】 各ビームラインのビーム性能や検出器の仕様、可能な処理ソフトウェアに関しましては、性能比較表 BL-1Aではヘリウムチャンバーによる低バックグラウンドでの回折実験が可能となっています。低エネルギーX線を用いたSAD実験では必須ですが、通常の波長での実験でも高精度データ収集に有効です。2台のピクセルアレイ検出器(EigerX4M)が設置されており、V字配置による高分解能測定が可能です。ミニカッパゴニオメータにより、試料を希望の方位に配向させてデータ測定を行うことができます。 BL-5Aの検出器が2018年4月よりPilatus3 S6Mに更新されました。ピクセルアレイ型検出器の特徴を生かした高速高精度の実験、短波長X線と大面積受光面による高分解能測定が可能です(波長0.75 Åで最大分解能0.68 Å)。大型キャピラリー等を用いた室温測定にも対応しています。 BL-17Aでは2018年3月に新型検出器EIGER X16Mが導入されました。2018年10月より当面の間カメラ距離を65 mmまで近づけられるセットアップとします。これにより波長0.98 Åにおいて最大分解能0.89Åでのデータ収集が可能です。 AR-NW12Aでは2018年4月より検出器がPILATUS3 S2Mに変更されました。ピクセルアレイ型検出器の特徴を活かした高速高精度データ収集が可能となります。 AR-NE3Aでは全自動測定システムを利用した随時ビームタイム利用を実施しています。ビームタイムの4日前までに申請し、試料を送付することで全自動測定システムにより測定が行われます。詳しくは山田(yusuke.yamada@kek.jp)までご連絡ください。 AR-NW12Aに併設されたレーザーブースでは、オフラインでの結晶分光装置の運用が始まっています。さらに、深紫外レーザーを用いたタンパク質結晶加工装置も運用を開始しており、タンパク質結晶のレーザーによる加工実験が可能となっています。オフライン分光実験及び結晶加工実験にご興味のある方は引田(masahide.hikita@kek.jp)までご連絡ください。 結晶交換ロボットの運用を行っています。クライオピンのベースはHampton Research社のCrystalCap Copper Magnetic™またはその互換品である必要があります。カセットに関してはSSRLカセットとUni-puckが利用可能です(BL-1AではUni-puckのみ利用可能)。 実験結果モニタリングシステム(PReMo)を公開しています。 ビームラインの詳細情報は以下のURLをご参照ください。 【申請資格について】 国立、公立及び私立大学、国立、公立研究所等の研究機関の研究者又はこれらに準ずる研究者に加えて、科学研究費補助金の申請資格を有する機関(企業等も含む)に所属する研究者が研究成果を無償で社会に還元することを主目的とする研究等も共同利用実験として申請できます。 実験課題申請に関してご不明な点がある方は、研究協力部研究協力課共同利用係(kyodo1@mail.kek.jp, TEL:029-864-5126)または、ビームライン受付窓口(px_office@kek.jp)までお気軽にお問い合わせください。
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