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中性子産業利用推進協議会

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7月23日(月)PM-24日(火)に東京秋葉原コンベンションホールにおいて,3回目の
J-PARC MLF産業利用報告会を開催した。
今年は中性子産業利用推進協議会の設立10周年に当たるため、初めに、中性子産業利用推進協議会10周年記念セッションを設けました。庄山悦彦副会長の挨拶に続き,西山崇志文部科学省量子研究推進室長と齊藤直人J-PARCセンター長から開会挨拶があり、続いて、志満津孝運営委員長が「中性子産業利用の現状と将来」と題して講演されました。

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<セッション1>では、茨城県BLの状況と利用成果に関して、富田俊郎茨城県産業戦略部技監と佐藤成男茨城大学教授,小泉智茨城大学教授,岡島英俊大阪大学教授が講演されました。<セッション2>ではMLFにおける産業利用成果としてコベルコ科研の横溝臣智氏と井出本康東京理科大学教授,日産アークの今井英人氏が対候性鋼のさびやLiイオン電池の正極材料の構造解析について講演されました。
<特別講演>では、㈱日立製作所の村上元材料イノベーション研究センタ長が「日立グループにおける量子ビーム活用による材料・プロセス開発」と題して、磁気イメージングの成果をアモルフォスモータ駆動圧縮機へ適用した成果などについて講演されました。
24日(火)には【イノベーションの共創】と銘打って産業界から利用成果とニーズを、施設側からシーズを紹介するいわゆる「ニーズとシーズのマッチングセッション」を開催しました。初めに、金谷利治MLFディビジョン長がJ-PARC MLFの運転状況や論文の実績などを報告され、続いて宮﨑司CROSS次長が開催趣旨を説明されました。セッションでは産業界側から富士シリシア化学の小川光揮氏がBL15による小角散乱、東レリサーチセンターの中田克氏がBL21による全散乱とBL02によるダイナミクス解析、本田技術研究所の佐藤健児氏がBL09による結晶構造解析、豊田中央研究所の野崎洋氏がBL20による結晶構造解析とBL19による残留応力測定について利用成果を紹介され,それに対応して施設側からシーズ技術の紹介がありました。
<招待講演>は2件あり、五十嵐圭日子東京大学准教授が「加水分解酵素における「水」の機能を中性子で読み解く」、吉野昭旭化成名誉フェローが「Liイオン電池の開発と将来展望」と題してそれぞれ講演されました。
昼食時には<ポスターセッション>を行い,各BL装置の紹介とそれを利用した産業利用成果が報告されました。
報告会終了後に,ポスターセッション会場においてアルコール付きの利用相談会を設け、装置グループと語り合っていただきました。

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23日の報告会には236名、24日の報告会には210名、延べでは446名で平成29年度とほぼ同数の参加者数で,実質では314名の参加者があり大変盛況であったと思います。
23日(月)夕方には、会場脇の「ホワイエ」において懇親会を開催し、112名の方が参加されました。庄山悦彦副会長と西山崇志文部科学省量研室長、ならびに、富田俊郎茨城県技監の挨拶のあと、横溝CROSS理事長の施設代表挨拶に続く発声により乾杯し懇談しました。ユーザーの参加者の皆様と施設の装置担当者の間でJ-PARC MLFの産業利用について活発な意見交換がありました。
なお,報告会の写真集を纏めて協議会のHPにおいてアーカイブとして閲覧できるようにしました。下記の資料をご参照ください。

   平成30年度J-PARC MLF産業利用報告会写真集