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中性子産業利用推進協議会

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平成30年度の粉末構造解析ソフトウエアZ-Codeの初級者向け講習会を
2月12日(火)-13日(水)に開催します.開講まで1カ月を切りましたので,
改めてご案内致します.

今回の講習会では,Z-RietveldとZ-3D,Z-MEMの最新版の使い方について講義と実習を行います.J-PARC MLFの粉末構造回折装置を利用される多くの皆様には是非ご参加いただき,これらの解析ツールを構造解析に活用していただきますようご案内致します.なお,今回はWindows版だけの実習を行いますので,Windows PCをご持参ください.Windows OSはWindows 7,8.1,10です(64ビット).
開催予告でご案内したプログラムから少し変更になっていますのでご注意ください.
講習会の詳細につきましては下記の資料をご参照ください.

   平成30年度初級者向けZ-Code講習会

<参加申込み>
受講を希望される場合には下記までお申し込みください.
 申込み先:中性子産業利用推進協議会 事務局 大内 薫
 E-mail: info@j-neutron.com
 (1)名前,(2)所属,(3)連絡先(電話番号,E-mail address)
 をご記入の上,メールにてできるだけ2月4日(月)までにお申込みください.

開催日時:平成31年2月12日(火)9:30~13日(水)17:00
場所:エッサム神田ホール1号館401会議室
   〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2
   http://www.essam.co.jp/hall/access/

主催:J-PARCセンターMLFディビジョン,KEK物質構造科学研究所
    茨城県,茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター
    中性子産業利用推進協議会
協賛:総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター

参加費:
参加費は無料ですが,資料代として2,000円いただきます.なお,中性子産業利用推進協議会の会員の皆様は無料です.資料代は当日徴収させていただきます.領収書を発行します.

目標:
TOF粉末中性子回折,原子炉中性子回折,実験室X線回折,放射光X線回折データのリートベルト解析,X線と中性子データの同時リートベルト解析を一人で実行できる.制約条件下でのリートベルト解析ができる.構造パラメータやプロファイルパラメータ,補正パラメータ等を理解し,原子間距離・角度等を正しく求める.MEM解析を実施し結果を表示できる.結晶模型を描けるようにし,簡単な磁気構造も解析できるようにする.論文や報告書を執筆するための表記法を理解する.

2月12日(火)9:30-17:00
9:30-9:40  開会挨拶     林眞琴(CROSS)

9:30-10:30 回折結晶学の基礎(1)
         回折原理(逆格子,構造因子,粉末結晶回折,単結晶回折)
               木村宏之(東北大学)

10:30-11:00 回折結晶学の基礎(2)
          散乱,中性子の発生,分光器,TOF回折法
               石垣 徹(茨城大学)

11:00-11:15 Z-Rietveldを用いたリートベルト解析の概要
               神山 崇(KEK)

11:15-11:45 Z-Rietveldのインストールと動作確認
               米村雅雄(KEK),石川喜久(CROSS)

11:45~12:45 昼 食

12:45-13:45 回折結晶学の基礎(3)
          対称性・空間群,軸変換
               木村宏之(東北大学)

13:45-14:45 リートベルト解析を始める(Rietveld解析+Z-3D描画)
               神山 崇(KEK)

14:45-15:15 実験室X線回折データからZ-Rietveldで用いる入出力ファイルを作る
               米村雅雄(KEK),石川喜久(CROSS)

15:15~15:30 休 憩

15:30-17:00 実用材料を例にTOF回折データのリートベルト解析を行う
               米村雅雄(KEK)

17:00終了

2月13日(水)9:30-17:00
9:30-11:45 X線及び中性子回折データのリートベルト解析を行い,それぞれの
        特徴を学ぶ(多相解析,マルチヒストグラム・多点測定,制約条件)
               米村雅雄(KEK)

11:45~12:45 昼 食

12:45-13:45 電子密度や拡散乱長密度の求め方を学ぶ(MEM)
               石川喜久(CROSS)

13:45-15:00 BaTiO3の相転移データの解析例
               石川喜久(CROSS)

15:00~15:15 休 憩

15:15-16:00 プロファイル解析法を学ぶ
         (粒子径や歪みの求め方(デモ+活用方法))
               神山 崇(KEK)

16:00-16:20 原子間距離・角度の求め方(デモ+得られる価値・活用方法)
               神山 崇(KEK)

16:20-16:40 磁気構造解析(デモ+活用方法)
               萩原雅人(KEK)

16:40-16:45 閉会挨拶    富田俊郎(茨城県)

<問合せ先>
ご不明な点は下記までお問合せください.
 総合科学研究機構中性子科学センター(CROSS)
 林 眞琴(m_hayashi@cross.or.jp )

平成30年度ソフトマター中性子散乱研究会と第3回iMATERIA研究会の合同研究会を平成30年12月25日(火)にエッサム神田ホール401会議室において,「「製品そのもの」を評価する新しい散乱法を目指して」をテーマに開催しました.35名の参加者がありました.
0108soft.png今回の研究会では,小型中性子源の開発と動的核スピン偏極によるコントラスト変調や,反射・斜入射法によるフィルム表面の観察などの最新の計測技術を紹介するとともに,「製品そのもの」への適用事例を紹介し,今後の産業利用について議論することを目的としました.中性子や放射光の計測技術を横断的に使いこなすことにより,多成分複合系としての「製品」のその場観察を目指したいと考えています.

初めに,研究会主査である小泉智茨城大学教授が,開会挨拶され,研究会の趣旨を説明されました.

<新しい計測技術>のセッションの・動的核スピン偏極法の開発サブセッションでは,能田洋平茨城大学講師がDNP用7T超伝導マグネットの成果と今後の計画」と題して,BL20「iMATERIA」に核スピン偏極装置を開発し,磁場強度を従来機の3.5Tから7Tへと倍増させた結果,80%を超える水素核スピン偏極度を達成し,また,中性子ビームの偏極デバイスを整備し,両者を組み合わせたオンビーム実験の最新の成果を紹介されました.
住友ゴムの増井友美氏は「DNPのゴム材料への適用」と題して,動的核スピン偏極中性子コントラスト変調法が2成分系・3成分系の解析に有用であり,膨潤条件でのシリカ界面吸着ポリマーの解析に成功したことを紹介されました.

小型中性子源の開発のサブセッションでは,理研の大竹淑恵氏が「小型中性子源RANSと高速中性子反射イメージング法の開発」と題して,小型中性子源第2号機であるRANS-IIが2019年度から実験可能であること,J-PARCセンターや大学等との連携により,冷中性子源の高度化や小角散乱装置開発なども展開していることが報告されました.

小泉智茨城大学教授は「小型中性子源RANSの小角散乱装置(ib-SAS)の利用開始」と題して,材料試験を念頭に開発した「小型中性子源小角散乱装置(ib-SANS)」の概要を解説され,将来的には小型中性子源の利用により小角散乱等の測定が各研究機関の実験室で可能になることを紹介されました.

反射・斜入射法の最新技術のサブセッションでは,山本勝宏名古屋工業大学准教授が「軟X線斜入射散乱法による基板材料の開発」と題して,高分子薄膜(数100nm)における表面から膜厚方向に対する構造不均一性を解析するのに有効なテンダーX線(エネルギー2.4keV)を用いた斜入射小角X線散乱法を紹介され,いくつかの事例を報告されました.

上田悟茨城大学助教の代理で小泉智教授が「バルクフィルムを対象にした立体小角散乱と時分割臨界反射法の開発」と題して,膜面と垂直な膜厚方向の物質輸送」の理解と制御のために,「配向度」を「立体小角散乱」で,「連結性」を熱中性子の臨界反射を応用した手法で水(プロトン)の拡散係数で実測することより定量化する手法を紹介されました.

CROSSの宮﨑司氏は「ブロック共重合体粘着剤と被着体界面の構造解析」と題して 粘着剤の粘着力発現メカニズムを明らかにするために中性子反射率法を使うことの有効性を明らかにされ,また,種々の実用界面の評価への中性子反射率法の適用性についても説明された.

<新しい計測対象>のセッションでは,花王の坂井隆也氏が「香粧品における泡の価値と科学」と題して,シャンプーやフェイス/ボディウォッシュに代表される香粧品洗浄剤における泡が有する大変興味深い機能について説明されました.
吉村倫一奈良女子大学教授は「アミノ酸系界面活性剤が作る泡沫の中性子小角散乱」と題して,アミノ酸系界面活性剤が作る泡沫の構造と安定性について,中性子小角散乱を用いた研究を紹介されました.

BL20「iMATERIA」に導入された動的核スピン偏極によるコントラスト変調法は重水素置換なしに高分子材料のナノ構造を解析できる優れた手法であることが改めて分かった.小型中性子源でも橋梁検査だけでなく,材料科学の分野への適用も拡大していることは非常に喜ばしいことです.今回新しい計測対象として泡に関して貴重な講演がありました.中性子実験技術がさまざまな分野に適用拡大していくことを期待しています.

国際結晶学連合磁気構造委員会 (IUCr CMS)では2019年5月末から6月にかけて
イタリア・シチリアにて磁気構造のスクールを開催することになりましたので
ご案内致します.

中性子散乱を用いた磁気構造解析の基礎から種々のソフトウェアの具体的な
使用方法までじっくり学ぶことができる極めて稀な機会です.特に,磁気構造
解析を始めたばかりの若い研究者の皆さまにご参加いただきたいと思います.

以下,佐藤卓東北大学教授からの案内です.詳しく知りたい方は佐藤教授に
お問合せください.佐藤教授のメールアドレスは下記のとおりです. 

   taku@tagen.tohoku.ac.jp


Dear Colleagues,

Please join us in beautiful Erice (Sicily), a historic mountain-top town overlooking the Mediterranean, for two weeks of intensive study and practice with leading experts in the field of magnetic crystallography. This will be the 53rd course of the prestigious International School of Crystallography since 1974, but the first course on the topic of magnetic crystallography. Many of you already know that Erice is a special venue. We anticipate a highly successful and memorable event. Non vediamo l'ora di vederti!

School: 2019 International School of Crystallography

Topic: Magnetic Crystallography

Dates: 31 May to 09 June 2019

Location:
Ettore Majorana Foundation and Centre for Scientific Culture, Erice, Sicily

Website: http://crystalerice.org/2019/

Application Deadline:
    Friday November 30th

Sponsoring Organization:
IUCr Commission on Magnetic Structures

Respectfully,
Branton J. Campbell (Brigham Young University, USA) Maria Teresa Fernandez-Diaz (Institut Laue-Langevin, France) J. Manuel Perez-Mato (University of the Basque Country, Spain)


******************
Hands-on magnetic-crystallography workshop sessions for the following software tools:
Bilbao Crystallographic Server, Fullprof, GSAS-II, ISOTROPY Suite, JANA, SARAh, TOPAS

Invited Speakers:

Maxim AVDEEV, ANSTO Australian Centre for Neutron Scattering, Australia
  Experimental aspects of magnetic-structure determination

Branton J. CAMPBELL, Brigham Young University, Provo, USA
  Magnetic structure analysis with the ISOTROPY Suite and with TOPAS

Laurent C. CHAPON, Diamond Light Source, Didcot, UK
  Magnetic x-ray scattering

Luis ELCORO, University of the Basque Country, Bilbao, Spain
  Magnetic structure-analysis tools of the Bilbao Crystallographic Server

Oscar FABELO, Institut Laue-Langevin, Grenoble, France
  Magnetic neutron powder diffraction

Maria Teresa FERNANDEZ-DIAZ, Institut Laue-Langevin, Grenoble, France
  Advanced magnetic materials: structure and properties

V. Ovidiu GARLEA, ORNL Neutron Scattering Division, Oak Ridge, USA
  Magnetism in strongly-correlated electron materials

Margarida I. S. HENRIQUES, CAS Institute of Physics, Prague, Czech Republic
  Incommensurate magnetic structures and the superspace method

Dmitry D. KHALYAVIN, RAL ISIS Facility, Didcot, UK
  Symmetry aspects of the coupling between spin, lattice and electronic
  degrees of freedom

J. Manuel PEREZ-MATO, University of the Basque Country, Bilbao, Spain
  Representational analysis and magnetic symmetry groups

Vaclav PETRICEK, CAS Institute of Physics, Prague, Czech Republic
  Magnetic structure analysis and refinement with JANA

Juan RODRIGUEZ-CARVAJAL, Institut Laue-Langevin, Grenoble, France
  Magnetic structure analysis and refinement with FullProf

Taku J. SATO, Tohoku University, Tohoku, Japan
  Quantum magnetism and topological magnetic structures

Harold T. STOKES, Brigham Young University, Provo, USA
  Magnetic models generation with the ISOTROPY Suite

Robert B. VON DREELE, ANL Advanced Photon Source Argonne, USA
  Magnetic structure analysis and refinement with GSAS-II

Andrew S. WILLS, University College London, London, UK
  Magnetic structure analysis and refinement with SARAh

Oksana ZAHARKO, Paul Scherrer Institut, Villigen, Switzerland
  Single crystal magnetic diffraction and polarimetry


***********************************************************************************
Taku J Sato
IMRAM, Tohoku University, Katahira, Sendai 980-8577, Japan
Ph: +81-22-217-5348; Email: taku@tagen.tohoku.ac.jp

このたび「中性子イメージングカタログ/中性子施設ハンドブック」が
完成し、アイソトープ協会HP上で公開されています.

下記のURLにアクセスしていただくとPDF形式でダウンロード無料として
なっていますのでご活用ください.

     https://www.jrias.or.jp/report/cat1/218.html


中性子産業利用推進協議会では会員企業向けに「中性子実験技術」を習得して
いただくための中性子産業応用セミナーとして,いわゆる「出前講座」を
開催しています.

平成30年度の第1回目として,7月30日(月)に大阪府門真市大字門真1006にある
㈱パナソニック Wonder LAB Osakaにおいて中性子産業応用セミナーを開催し
ましたので報告致します.

セミナーのプログラムは下記の通りです.

1. 中性子の産業利用
           富田俊郎(茨城県)
2. 中性子の基礎
           野間 敬(CROSS)
3.中性子粉末構造解析
           星川晃範(茨城大学)
4.中性子小角散乱による材料内部の微細構造解析
           大場洋次郎(JAEA)
5.iMATERIAにおける中性子小角散乱による高分子材料の構造解析
           峯村哲郎(茨城県)
6.ガラス・非晶質材料の構造解析
           鈴谷賢太郎(J-PARC)
7. 質問コーナー
8.お知らせ     峯村哲郎(茨城県)

パナソニック㈱のテクノロジーイノベーション本部ほかから42名の方が聴講されました.結晶構造解析や小角散乱に関わる熱心な質問が多数あり,数名の方から測定希望が表明されました.J-PARC MLFへの課題申請が期待されます.

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中性子産業応用セミナーについて
中性子の産業応用セミナーは会員企業では一切の費用不要で開催しています.
下記のメニューの中から各社が必要とされるテーマを4,5件選択していただく
ことができます.是非ご活用ください.
1)中性子の基礎
2)中性子粉末構造解析
3)中性子小角散乱による材料内部の微細構造解析
4)中性子小角散乱による高分子材料の構造解析
5)構造物内部の残留応力測定
6)金属材料の集合組織と複相材料における相分率測定
7)中性子ラジオグラフィ
8)即発ガンマ線分析
9)中性子反射率測定
10)ガラス・非晶質材料の構造解析
11)準弾性散乱による材料の機能解析
12)中性子の産業利用

非会員企業については別途ご相談に応じますので,事務局の林眞琴(m_hayashi@cross.or.jp)までご連絡ください.