中性子産業利用推進協議会

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 7月18日(木)-19日(金)に東京秋葉原コンベンションホールにおいて、4回目のJ-PARC MLF産業利用報告会を開催しました。今回は産業利用に関する5つのセッションと3つの特別講演、ポスターセッションが行われました。初めてミュオン利用セッションが設けられました。
 18日の報告会には224名、19日の報告会には214名、の参加者があり、2日とも参加された方は158 名でした。

 初めに齊藤直人J-PARCセンター長から開会挨拶があり、続いて菱山豊文部科学省科学技術・学術政策局長から挨拶がありました。
 <セッション1>では、MLFの産業利用の現状について、金谷利治MLFディビジョン長、児玉弘則茨城県産業戦略部技監、宮﨑司CROSS産学連携推進室長から、それぞれ報告がありました。
 <セッション2>は中性子利用をテーマとして、日本製鉄(株)の重里元一氏が「鉄鋼業における中性子利用への期待」と題して、東京農工大学の直井勝彦大学教授が「電池・キャパシター材料の開発」と題して講演されました。
 <セッション3>はミュオン利用をテーマとして、三宅康博KEK教授が「ミュオンによる産業利用の可能性」と題して講演され、(株)豊田中央研究所の梅垣いずみ氏が「J-PARC MLFにおける大強度負ミュオンビームによる電池解析」、大阪大学の橋本正宣教授が「ミュオン起因半導体ソフトエラーの測定と分析」と題して講演されました。
 <特別講演1>では、(株)日産アークの松本隆氏、今井英人氏、富安啓輔氏が「中性子線を用いた解析への期待と将来展望」と題して、分析専門会社が、量子ビームを使ったマルチプローブ・マルチモーダル・マルチスケール分析をサービスとして提供する将来像を示されました。

 19日(金)に開催されたセッション4と5は、昨年と同様「イノベーションの共創」と銘打ち、産業界から利用成果とニーズを、施設側からシーズを紹介するいわゆる「ニーズとシーズのマッチングセッション」でした。
 <セッション4>では産業界側から、アイシン精機(株)の今井和紀氏がBL22でのイメージング、(株)豊田中央研究所の橋本俊輔氏がBL14での中性子準弾性散乱を利用した成果をそれぞれ報告されました。
 <セッション5>では産業界側から、日油(株)の藤田博也氏がBL20での中性子小角散乱、(株)クラレの津村佳弘氏がBL17での調湿環境下の反射率測定を利用した成果をそれぞれ報告されました。
 <特別講演2>では、茨城県の峯村哲郎氏が「産業利用この10年」と題して講演され、茨城県ビームラインの10年間の活動を分析・総括されました。
 <特別講演3>では、東京大学の伊藤耕三教授が「自動車用しなやかなタフポリマーの開発」と題して講演されました。
報告会閉会後、会場において利用相談会を行いました。

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